散文詩と自由詩の違い

散文詩と自由詩の違い

散文詩と自由詩の違い

- 概要 -

散文詩とは、散文形式(決まった型やリズムを持たない)で書かれた詩の事で、自由詩とは、音数に一定の決まりがない詩の事である。

- 詳しい解説 -

散文詩とは、まるで普通の文章の様に書かれており、一見するとそれが詩だとは気付かない様な詩の事である。散文形式という、決まった型やリズムを持たない様に書かれているのが特徴。普通の文章との見分け方としては、句読点で改行をしておらず、段の初めに一字下がり等も使わず、文字の頭が揃っているのがポイント。

一方自由詩とは、音数に一定の決まり(定型詩の様な、五音と七音を繰り返す五七調や、七音と五音を繰り返す七五調等)がない詩の事である。つまり定型詩の反対である。自由で決まりが無いという事で、散文詩と混同されがちだが、散文詩は句読点があり、一行に長々と文が書かれているのに対して、自由詩は句読点を使わずに、短い文章をこまめに改行して書かれていて、縦書きであれば下半分が真っ白・・・という様な感じなので、見た目で判断すると良い。