視覚と視野の違い

視覚と視野の違い

視覚と視野の違い

- 概要 -

視覚とは、目が光の刺激を受けて感じ取れる明暗や色味、動きや奥行等の総称で、視野とは一目で見える範囲の事や、転じて思考が及ぶ範囲の事も言う。

- 詳しい解説 -

視覚とは、光の刺激によって目が感じ取る事が出来る情報の総称である。例えば、明暗や光の当たる方向が分かったり(光覚)、物の色味(色覚)や動作(運動知覚)、様々な物の奥行(奥行知覚)等を感じる事が出来る感覚の事である。一般的に高等動物である程、高度な視覚を持っているとされているが、昆虫の様に優れた視覚を持っている事もある。視覚は目が受け取った情報を脳が処理して認識出来るものなので、同じ物でも見る人によって違って見えるという事がままある。

一方視野とは、目を動かさずに一目で見る事が出来る範囲の事である。転じて知識や判断、思慮等が及ぶ範囲の事に比喩的表現として使用することもある言葉である。広く考える事が出来る人を、視野が広いと言い、考え方が偏っている人等は視野が狭いと言われる。子供と大人でも視野に違いがあり、また年老いたり目の病気を患う事によって視野が狭くなる事がある。