漆喰とセメントの違い

漆喰とセメントの違い

漆喰とセメントの違い

- 概要 -

漆喰とは、壁や天井の仕上げに塗る、消石灰に砂等を混ぜ込んで作られた塗装材の事で、セメントとは石灰石等を焼いて粉末にしたもので、主に水と混ぜて接合剤として使用する。

- 詳しい解説 -

漆喰とは、壁や天井の仕上げ、保護の為に塗る、消石灰に砂やすさと呼ばれる繊維質のつなぎ材を混ぜ込んで作られた塗装材の事である。不燃性の為防火効果も高く、消臭効果もあり、またシックハウス症候群にも有効で安全性の高い塗装材である。元々日本固有の塗装材であるが、あえて塗り後を残してオシャレなカントリー風等に仕上げる事も可能。二酸化炭素と結合する事によって固まる性質がある。

一方セメントとは、石灰を主成分とする接合剤で、主に建築に用いられる。石灰石や粘土を焼いて、粉末にしたものに水を混ぜて使用するもので、セメントと砂を混ぜ合わせて、水で練ったものをモルタルといい、セメントと砂利と砂を混ぜ合わせて、水で練ったものをコンクリートと呼ぶ。水と反応して固まる性質がある。