宗教法人と寺の違い

宗教法人と寺の違い

宗教法人と寺の違い

- 概要 -

宗教法人とは、宗教団体が都道府県知事もしくは文科省の許可を得て法人化したものの事で、寺とは仏教の宗教施設で、そのほぼ全てが宗教法人である。

- 詳しい解説 -

宗教法人とは、宗教団体が都道府県知事もしくは文科省の許可を得て法人化したものの事である。宗教法人は普通の株式会社等といった法人とは違い、様々な税金が非課税となっている。特に宗教活動に関する物、例えばおみくじやお札の販売、祈祷料等でいくら儲けても非課税である。また、土地建物に関しても固定資産税等が非課税(賃貸したりしていない場合)である等、様々な点で優遇されている。寺、神社、教会、その他諸々いろんな宗教法人が存在する。

一方寺とは、仏教を基本とする宗教施設で、中には仏像が安置されている。地方の寺には、お坊さんとその家族が住んでおり、敷地内の墓等を管理していて、檀家から死者が出れば葬式でお経をあげる。寺にも色々と宗派があるが、総本山で取りまとめたりはせず、どんな小さな寺であっても、それ単独でほぼ100%宗教法人である。