集中治療室と手術室の違い

集中治療室と手術室の違い

集中治療室と手術室の違い

- 概要 -

集中治療室とは、重篤で細かい管理が必要とされる患者が収容される、病院内の施設の一種で、手術室とは手術を行う専用の部屋の事である。

- 詳しい解説 -

集中治療室とは、主に重症疾患や大きな手術後など徹底管理が必要な患者が収容され、24時間脈拍や血圧等モニタと繋いで連続監視している病院内の施設、部屋の事である。「Intensive Care Unit」という英語の頭文字を取り、ICUとも呼ばれる。ICUを備えた大病院では患者も多く、医師や看護師が沢山いたとしても、何かあった時にすぐに気付ける訳では無い。重篤な患者の場合容体が急変した場合、すぐに対処しなければ手遅れになる事もある為、ある程度容体が安定するまではICUにて見守る事となり、その後は一般病棟に移される。

手術室とは、手術を行う専用の部屋の事で、オペ室とも呼ばれている。滅菌処理された器具を用いて、手術台と呼ばれるベッドに患者を寝かせて手術を行う。集中治療室同様、患者の状態を数値化して見える状態にしている。同じエリア内には入れないが、ガラス張りにしてあり、患者やその他医師等が手術の状況を見る事が出来る様になっている手術室も存在する。そういった手術室がある病院は、「医療ミスを隠さないだろう」という事で、患者や家族からの信頼も厚い。