粛清と静粛の違い

粛清と静粛の違い

粛清と静粛の違い

- 概要 -

粛清とは、政治団体等の中で政策や方針について何らかの対立が起きた際、一方を団体から排除、もしくは暗殺等して存在を消してしまう事。静粛とは、静かに謹んでいる事や、その様子の事を言う。

- 詳しい解説 -

粛清とは、政治団体等の中で政策や方針について何らかの対立が起きた際、対話や妥協点を見つけるといった対応を行わずに、強制的に一方を団体から排除、もしくは暗殺等して存在を消してしまう事である。独裁国家や独裁政治によく見られる。この様にトップの意志に反する者はことごとく消されていく為、周囲に異なる意見を唱える物がいなくなり、ますます独裁的な集団へと仕上がっていく。

一方静粛とは、ただ静かに謹んでいる事や、そのような様子の事である。よく会議等で意見や怒号が飛び交いあい、全く話し合いにもなっていない様な状況の時、その場を鎮めるために議長等が「静粛に」と呼びかけ、各々静かにする様にたしなめられる事がある。通常音のうるさい機械等の静かさを「静粛性能」として評価する事もある。