給水制限と取水制限の違い

給水制限と取水制限の違い

給水制限と取水制限の違い

- 概要 -

給水制限とは、蛇口から水を出す量を制限する事を言い、取水制限とは川から取る水の量を制限する事である。どちらも雨が少ない時期にダムの貯水率が一定以上減ってしまうと行われる処置である。

- 詳しい解説 -

給水制限とは、各家庭で蛇口から水を出せる量を制限する事である。給水制限をかけるかどうかは各市町村の水道事業者が決定する。給水制限には2段階あり、最初は「減圧給水」と呼ばれ、給水の水圧を下げて蛇口から出る水を少なくする。もう一つは「時間給水」と呼ばれ、通常は24時間いつでも水道から水を出す事が出来るが、時間給水が行われている間は水道を使える時間を制限して給水する。いずれも各家庭に影響のある制限である。

取水制限とは、川から取る水の量を制限する事である。取水制限するかどうかは国土交通省や各都道府県等で作られる各水系の協議会にて決定される。給水制限も取水制限もダムの貯水率が下がり水が足りない状態なので、もっと川から水を取った方が良いと思われがちであるが、川から水を取りすぎると河川としての機能が失われてしまう為、制限をかけている。取水制限の間はまだ各家庭に影響は無い。