- 概要 -
小説とは、主に文章のみで架空の物語を表現している、ある程度の長さのある読み物の事で、漫画とはイラストにより人物や背景、音を表現し、人物の台詞はふきだしに書かれ、文字と絵両方をコマに従って読み進めていく読み物の事である。
- 詳しい解説 -
小説とは、主に文章のみで架空の物語を散文方式で表現した読み物の事で、詩や作文とは違って一定以上の長さがあるのが特徴である。所々に物語の一場面等をイラスト化し、挿絵として載せられているものも多い。人物の容姿やしぐさ、街の雰囲気や建物の形、空気の温度等、文章によってかなり細かい描写があり、読者の想像力をかきたてる。ただ、その分読み手の読解力や想像力が乏しいと、書き手の伝えたい事が十分に伝わらない事もあったり、逆に読者の想像力に助けられる部分もある。漫画に比べると読むのに時間がかかる。主に一人の作者により書かれている。
漫画とは、イラストと台詞文字、音を擬音化した物等で構成される、コマに従って読み進める読み物である。台詞文字が多い物もあるが、だいたいがイラストがメインの為、サクサクと読み進めていけ、字があまり読めない幼児でも内容が理解しやすく、それなりに楽しめる読み物である。ほとんどの情報をイラストで表現する為、作者の意図した情報が読者にそのままの形で伝えやすく、あまり読者の想像力や読解力を必要としない。作風にもよるが、背景等読者に一瞬で読み飛ばされる部分を描写するのに何時間もかかったりするので、作家を補佐するアシスタントがいるなど、複数人で一つの作品を仕上げる事が多い。