化学調味料と食品添加物の違い

化学調味料と食品添加物の違い

化学調味料と食品添加物の違い

- 概要 -

化学調味料とは、天然のうまみ成分を抽出し、化学的に合成した調味料の事で、食品添加物とは、保存料や甘味料、香料や着色料といった味に関係する物や見た目を良くする物等である。

- 詳しい解説 -

化学調味料とは、こんぶやかつお等に含まれるうまみ成分であるグルタミン酸等を抽出し、化学的に凝縮して合成した調味料の事である。日本では、塩の様にふりかけるだけで美味しくなる化学調味料がうま味調味料として販売され人気だが、アメリカでは発がん性があるとして即刻販売禁止となっている等、国によって対応は様々である。NHKが番組内で商品名を言う事が出来ずにこの言葉が生まれたという経緯がある。

一方食品添加物とは、食品を製造する過程で加えられる化学的、または天然由来の物質の事である。主に保存料や甘味料、香料、着色料、凝固剤、膨脹剤等がある。ちなみに化学調味料も食品添加物の一種。化学調味料が味を良くする目的で使われるのに対し、食品添加物は味の他に香りや見た目を良くしたり、製造する段階で大きく見せたり、固まりやすくする等、様々な目的で使用される。不自然な物を添加する事により、人体への影響を懸念し、何をどう規制するかの判断は国によって異なる。