仕草と所作の違い

仕草と所作の違い

仕草と所作の違い

- 概要 -

仕草とは、ものごとを行うとき、無意識に行うちょっとした表情や身のこなし等の事で、所作とは、仕草と同じ様な意味から、行いや振る舞いの事を言い、仕草に比べマナー的な部分も大きい。

- 詳しい解説 -

仕草とは、ものごとを行うとき、無意識に行うちょっとした仕草や表情、身のこなし等の事である。例えば、話し始める時に利き手の中指で軽く眼鏡を上げる、話を聞いていて分からない事がある時に少し眼球が上に向き小首を傾げる、といった本当に取るに足らない様な小さな動きや、表情を指す。ちょっとしたこと、無意識に出てしまう事であるが故に、それがその人の隠れた本質や育ちを表している事も多い。異性からのウケを狙ってあざとい仕草を意識してする事もある。

一方所作とは、仕草の様にものごとを行う時に出る、ちょっとした振る舞いや行い等の事であるが、仕草に比べてマナー等を密接に関係している事も多い、割と大きめの動きの事である。例えば、襖を開ける時に引手に近い方の手で少し開け、次は反対側の手でゆっくりと続きを開けてその間は室内の人と目を合わせない、座る時にスカートのシワが気になっても何度もお尻をなでたりせずスっと背筋を伸ばして座る、等である。仕草よりはマナーや相手からどう見えるか等事前知識をもって行い、スマートで美しく見える様、相手に不快感を与えない様にふるまう事を言う。