くずきりとしらたきの違い

くずきりとしらたきの違い

くずきりとしらたきの違い

- 概要 -

くずきりとは、葛粉を水で溶かして加熱後、型に入れて冷やし固めてうどんの様な麺状に細長く切った物の事で、しらたきとはこんにゃくを柔らかい状態の時に器具で細長く押し出し、湯がいて固めた物の事である。

- 詳しい解説 -

くずきりとは、葛粉と呼ばれる、秋の七草のひとつであるマメ科つる性多年草の葛の根から得られるデンプンを精製した粉を水で溶かして加熱した後、板状になる様に型に入れて冷やし固めて、うどんの様に細長く切った物の事である。ちゅるんとして喉越しが良く、甘い蜜をかけていただいたり、鍋物に入れてダシをよく吸わせて食べたりと、食事にも甘味にもなる食材である。

一方しらたきとは、こんにゃく芋から作られるこんにゃく粉に凝固剤として水酸化カルシウムを混ぜ、その柔らかい状態の時に穴の沢山開いた器具に詰めて、外へと細長い麺の様にして押し出し、お湯でゆがいて固めた物の事である。しらたきは、くずきりの様にスイーツとして食べる事は一般的には無いが、カロリーが低く食物繊維が多くかみごたえがある為、お米に混ぜて炊いたり、パスタのかさまし等、ダイエットによく用いられている。煮物や鍋に入れても、簡単には崩れず味もよくしみ込んで美味。