汁とタレの違い

汁とタレの違い

汁とタレの違い

- 概要 -

汁とは、食品などからにじみ出てきた成分や、その液体そのものの事を言い、タレとは料理で食材に味をつけるために用意する、複数の調味料を合わせたもののことである。

- 詳しい解説 -

汁とは、食品などからにじみ出てきた成分(うまみや栄養素)や、その出てきた液体そのものの事である。水に調味料や食材の旨味を溶かした料理であるお味噌汁やお汁粉、調理済みの食材から出てくる肉汁や果汁等といった物がある。日本で最も代表的な汁と言えば、出汁(ダシ)である。これは水にかつおぶしやコンブなどの旨味や栄養分が溶け込んでいる和食の基本となる汁である。

一方タレとは、食材に味を付ける(しみ込ませる)為に用意する液体の事である。複数の調味料やスパイス等を混ぜ合わせた、合わせ調味料の事であるが、その中でも液体状の物をタレと呼ぶ。食材の加熱時に入れたり、袋等の中に食材を一緒に入れておき味をしみ込ませてから加熱調理する、食べる直前にそのままかける物等、入れるタイミングは様々である。食材も大事だが、タレで味が決まる様な料理の場合はタレの配合が大切。「代々継ぎ足してきた秘伝のタレ」なる物も存在する位である。