真空と密封の違い

真空と密封の違い

真空と密封の違い

- 概要 -

真空とは、空気が無い状態や圧力が著しく低い状態の事を言い、密封とは空気の流れる隙間が無い位きっちりと締め切っている状態の事を言う。

- 詳しい解説 -

真空とは、空気が無い状態や、圧力が著しく低い状態の事である。その中でも、物質(空気)も圧力も全く無い状態の事を「絶対真空」と呼ぶが、これは現在の科学力では作り出す事は実質不可能とされている。身近でも真空は利用されており、例えば「真空パック」や「真空チルド」等、空気が少ない=食品が空気に触れず酸化しにくい=新鮮さを保ちやすいといった目的で使われている。

一方密封とは、空気の流れる隙間も無い位に、きっちりと締め切って外部と内部を遮断する事である。真空の様に、中の空気や圧力は関係無い。主に食品等を販売する時に密封状態のパッケージにして、商品が不法に開けられた際に分かりやすくしたり、商品の劣化や後から虫や異物が混入するのを防いでいる。「密閉」も似た様な意味であるが、密封の方がより細かい物の侵入を防ぐ位厳重な意味である。