- 概要 -
呼吸とは、息を吸ったり吐いたりして酸素を取り込み二酸化炭素を吐き出す事を言い、深呼吸とは、呼吸を深くゆっくりと行う事である。
- 詳しい解説 -
呼吸とは、息を吸って体に酸素を取り込んで、息を吐く時に体の中の二酸化炭素も吐き出す事を言う。通常は意識しなくても自然と行っているこの動作のお蔭で、人間は生命活動を維持している。激しい運動をすると、平常時より酸素が多く必要になり、呼吸が荒く(速く)なる。通常は胸式呼吸である。呼吸が浅いと酸素不足に陥り、自律神経が乱れて交感神経が優位になり、落ち着かず不安な気持ちになったり、疲れやすく感じたりする。
一方深呼吸とは、意識的に深い呼吸をゆっくりと腹式呼吸で行い、より多くの酸素を取り込んで、二酸化炭素を排出する事である。吸う事を意識するより吐く事を意識すると、自然に多くの空気を吸う事が出来る。深呼吸を行うと、副交感神経が活発になり、リラックス効果が生まれ、緊張が和らいだり、高まっていた感情が落ち着くといった効果が期待出来る。