鮓と寿司の違い

鮓と寿司の違い

鮓と寿司の違い

- 概要 -

鮓とは、酢と砂糖や塩で味付けをした米に、魚介類や野菜、海苔等をのせたり巻いた料理の事で、寿司とは鮓と同じ物を指しており、縁起の良い字を使った当て字である。

- 詳しい解説 -

鮓(すし)とは、元々は魚介類を塩蔵等して自然発酵させた物の事であった。現在では、酢で味付けをしたご飯に主に魚介類や野菜、海苔等を巻いたりのせたりした料理の事である。握りずしや散らしずし、押しずしや巻きずし等、様々な種類がある。鮓は高級で、特別な日にしか食べられない物であったが、一皿100円の回転すしのチェーン店が誕生する等、より身近な食べ物となっている。それに伴い、具のバリエーションも豊富になり、ハンバーグや天ぷら、アボカド、フライ、ローストビーフ等、なんでもアリになっている。

低価格化したものの、高級すし店も多数存在し、素材にこだわった鮓をいただく事が出来る。海外でも日本食ブームと共に知名度、人気共に上昇し、カリフォルニアロール等、生魚や海苔に抵抗のある海外の人向けに開発されたものが、日本に逆輸入された例もある。

寿司は、鮓と同じ物を指しており、鮓を縁起の良い字で表現した当て字で、内容は鮓と同じである。