精製とろ過の違い

精製とろ過の違い

精製とろ過の違い

- 概要 -

精製とは、必要な物が含まれる物質から、ごみや不純物や目的としない物質を取り除き、必要とする物質の純度を高める事。ろ過とは、液体と固形物が混じった物を、ろ紙でこして、液体と固形物に分ける事。

- 詳しい解説 -

精製とは、複数の化合物の混じりあった物から、不要な物を取り除いて、必要な単一の純度の高い物を抽出する事である。精製の方法としては、蒸留、再結晶、再沈殿、昇化、カラムがあり、それぞれ物質の気化する温度の違いや、溶けやすい物質を混ぜて必要な物質を沈殿物として集めたり、物質の特徴や違いを利用して不要な物を取り除いたり、分離させて純度を高めていく。液体+液体でも、これらを利用して分離する事が出来る。

ろ過とは、液体と固形物または、固形物と気体の混ざったものを、ろ紙と呼ばれる小さな穴が沢山空いたもので濾して、穴より大きい固形物と、穴を通る液体に分ける事である。物質の大きさで選り分ける方法の為、液体と液体の混合物等の場合は、ろ過では分離する事は出来ない。