制定と施行の違い

制定と施行の違い

制定と施行の違い

- 概要 -

制定とは、法令や条約といったルールを適用する事を決めたという事で、まだ実施はしておらず、制定されてから施行されるまで数日から数ヶ月の周知や準備期間がある事が多い。施行とは、制定済みの法令や条約等を、実際に行っていく事である。

- 詳しい解説 -

制定とは、特定の法令や条約、規則といったルールを、今後適用する事を決定したという状態の事である。制定されただけでは、まだその新しい、または変更したルール等は適用されておらず、制定日と実際にルールを適用する日=施行日には数日から数ヶ月程のタイムラグがある事が多い。そのタイムラグの間に、新しいルール適用に伴う準備や体制を整えたり、周知する為に様々な告知を行ったりする。制定をした日がそのまま施行する日になる即日施行の場合もある。

施行(しこう)とは、議会等により制定されたルール等を、実際に適用し、その効力を発動する事である。施行が予定されている日の事を、施行日と言う。制定日と施行日にかなりの期間がある場合は、社会情勢の変化等に伴い、施行を延期、または取りやめる事がある。