堰堤と堰の違い

堰堤と堰の違い

堰堤と堰の違い

- 概要 -

堰堤とは、河川を横切って造られる建造物の事で、高さ15メートル未満のものを指す。堰とは、ダム等から流れてくる水を幹線水路に流して洪水時の被害を小さくするものの事である。

- 詳しい解説 -

堰堤(えんてい)とは、河川を横切って造られる建造物の事で、高さが15メートル未満のものの事である。15メートルを超える物は、ダムと呼ばれる。ただし、昭和39年に新河川法によってこの決まりを作った為、それ以前に作られたダムに関しては、ダムと名前が付いていたり、堰堤と名前が付いていたりとバラバラに混在しており、ダムという名前が出来る前は全て堰堤と呼ばれていた。

堰とは、堰堤の一種で、ダム等から流れてくる水を一定量貯めた後、幹線水路へと押し出して、洪水等が起こった時の被害を小さくするものの事である。固定堰、可動堰、両方式がある。また、下流から海水が逆流してきて川に塩害が起きたりしない様にしたり、用水路への取水を簡単にする等の役割も担っている。基本的には堰も堰堤も同じ物だと考えても差し支えない。