即身仏とミイラの違い

即身仏とミイラの違い

即身仏とミイラの違い

- 概要 -

即身仏とは、人々を救う為、自ら土の中に埋まり瞑想状態のまま亡くなった僧や、自ら断食死してミイラ化した僧の事。ミイラとは、人工的な物と自然な物があり、死体が腐ることなく原型に近い状態のまま乾燥、保存されたものの事。

- 詳しい解説 -

即身仏とは、人々の救済を願って、自ら土の中に埋まり瞑想状態のまま亡くなった僧や、自ら断食死してミイラ化した僧の事。ただミイラ化するだけでは駄目で、生前沢山の善行をし、徳を積んで尊敬された上で、即身仏になれる様に木を食べて命をつなぎ脂肪をそぎ落とし、自ら土の中に入り経を唱えたり人々の救済を一身に願いながら息絶える。死後暫くの期間を置いた後掘り出され、生きたままの姿で仏になった者をして大切に扱われる。


ミイラとは、「枯骸」とも呼ばれ、人工的な物と自然な物があり、死体が腐ることなく原型に近い状態のまま乾燥、保存されたものの事。即身仏もミイラの一種であるが、信念があって自らミイラ化する事を望んでミイラになりやすい状態を自ら作っている。通常のミイラは事故等と環境の影響で自然にミイラになってしまったり、死後ミイラになりやすい様に人工的に内臓を取り除かれたり、本人の意思とは関係なくミイラになってしまっているケースが大半である。