具えると備えるの違い

具えると備えるの違い

具えると備えるの違い

- 概要 -

具えるとは、生まれ持った、または身に着いた物としての資質や能力、才能があるという事で、備えるとは、何かしら将来起こると予想される出来事に対しての準備の事である。

- 詳しい解説 -

具えるとは、生まれつき持っていた資質や能力、才能、特性等があるという意味。または身に着いた性質や能力の事である。例えば、「彼は優れた資質を具えている」「安心を求める欲と刺激を求める欲の両面性を具える」といった使い方をする。

備えるとは、何かしら将来起こるであろうと予想される出来事に対して、様々な準備をしておく事である。例えば、「老後に備えて貯金をしておく」「災害が起きてしまった時に備えて、保存食を備蓄しておく」といった使い方をする。具えるの様に、人の能力ではなく、道具等の物を用意しておくという意味で使われる。

辞書によっては、生まれ持った資質でも、事前の物事の準備でも、どちらの場合でも「備える」を使うのが一般的であるとするものもある。