炭水化物とデンプンの違い

炭水化物とデンプンの違い

炭水化物とデンプンの違い

- 概要 -

炭水化物とは、炭素、水素、酸素を含んだ化合物の事で、米や麦といった穀物や芋類に多く含まれ、単糖類と多糖類がある。デンプンとは、ブドウ糖のみが沢山結合した物の事で、炭水化物の一種で、多糖類である。

- 詳しい解説 -

炭水化物とは、炭素と水素と酸素を含む化合物の事で、米や麦といった穀物や芋類等、主に主食とする物に多く含まれている。有機化学が発達してきた現在では炭水化物の事を「糖質」と呼ぶ事が増えてきている。消化吸収が早い果物や砂糖等の単糖類と、消化吸収がゆっくりな米や豆、うどん等の多糖類がある。同じ炭水化物であっても、単糖類が複数繋がった多糖類は消化や吸収のプロセスが複雑で時間がかかる為である。

デンプンとは、ブドウ糖のみがたくさん結合した多糖類の事で、炭水化物の一種である。水を加えて熱すると糊状になり、洗濯糊や紙をくっつけるでんぷん糊といった製品や、片栗粉、春雨といった食品の原料になる。

炭水化物抜きダイエットが流行し、お米の代わりに春雨を食べるといった事が行われていたが、デンプンを多く含む春雨も炭水化物でそれなりに糖がある為、実は間違ったダイエット法である。