地所と不動産の違い

地所と不動産の違い

地所と不動産の違い

- 概要 -

地所とは、主に家等を建てる為の土地という意味だが、土地を管理しそこに何を建てるか企画開発まで行うディベロッパーの事を表す場合もある。不動産とは、土地とその上に固定された建物等、またその所有権等の事である。

- 詳しい解説 -

地所とは、「じしょ」または「ちしょ」よ読み、主に家等を建てる為の土地という意味である。不動産の様に建物等は含まない。しかしそちらの意味で使われるよりは、土地を管理して、そこに何を建てるかといった企画、そして開発まで行う業態、ディベロッパーの事を指す場合が多い。日本では三菱地所が有名である。

一方不動産とは、土地とその上に固定された建物等、またはその所有権等の事である。地所とは違って、土地だけでなく建物も含まれる。日本においては、所有権の問題等から法律によって土地と建物は別々の不動産として扱われている。業種としての不動産は、土地や建物の売買や、賃貸契約を仲介するものの事を言う。地所と名の付く会社は比較的大規模な会社が多いが、不動産業は大規模な会社から個人までと、その規模は大小様々である。

しかしどちらも不動産業であり、通常の不動産屋の様に開発はせずに仲介業のみを行っていても地所と名乗る会社も存在する。不景気の為、様々な流れのある不動産業において、販売のみ、企画のみ、開発のみといった単一の仕事では仕事がうまく回らず、不動産にかかわる仕事をトータルに行っていく会社が増えてきている。