実子と嫡出子の違い

実子と嫡出子の違い

実子と嫡出子の違い

- 概要 -

実子とは、血縁関係で結ばれた子供の事で、両親が離婚していようが父母それぞれにとって子は実子である。嫡出子とは、生まれた時に公に婚姻関係を結んでいる夫婦から生まれた子供の事を言う。

- 詳しい解説 -

実子とは、血縁関係で結ばれた実の子供の事である。生まれた時に両親が離婚していようが、そもそも結婚せずに生まれてしまった場合であろうが、その子供は、生まれる元となった卵子と精子の持ち主それぞれの実子となる。いわゆる血をわけた子供である。ただし、卵子提供を受けた場合は卵子提供者ではなく、提供を受けて分娩を行った者の実子という扱いになる。血縁関係は無い養子の反対の意味。生まれた時の両親の婚姻関係により嫡出子と非嫡出子に分けられる。

摘出子とは、生まれた時に法律上婚姻関係を結んでいる夫婦から生まれた子供の事である。戸籍にも夫婦の子であると記載される。まだ結婚をしていないのに妊娠した場合でも、妊娠発覚後子供が生まれるまでに婚姻関係を結べば摘出子となる。事実婚等、仮に両親が夫婦同然の生活をしていても法律上婚姻関係を結んでいない場合は、生まれた子供は「非嫡出子」となり、母親に関しては分娩の事実を持って母と子の親子関係が成立するが、父親に関しては自分の子供であると認める「認知」の手続きを行わなければ親子関係が成立せず、子供は原則母親の戸籍に入り父親の名前は記載されない。