斜張橋と吊り橋の違い

斜張橋と吊り橋の違い

斜張橋と吊り橋の違い

- 概要 -

斜張橋とは、主塔から斜めに張られた複数の長いケーブルによって橋桁を吊るタイプの橋の事で、吊り橋とは、主塔から他の主塔へとケーブルを繋ぎ、ケーブルからのばされたハンガーロープによって橋桁が支えられている橋の事。

- 詳しい解説 -

斜張橋(しゃちょうきょう)とは、主塔から斜めに張られた複数の長いケーブルによって橋桁を吊るタイプの橋の事である。主塔に橋の重みが直接的にかかるので、太く丈夫な主塔が建てられている。吊り橋に比べると資材が少なくて済む為、コストカットが可能であるが、構造的に吊り橋の方が長い橋を作るのに向いている。立派で近代的な見た目のものが多いのも特徴。

一方吊り橋とは、主塔から他の主塔へとケーブルを繋ぎ、そのケーブルからのばされたハンガーロープによって橋桁が支えられているタイプの橋の事である。斜張橋に比べると資材が沢山必要になる為、コストがかかるが、長い橋を作るのには吊り橋の方が構造的に向いている。風の影響を受けやすい上、昔ながらの渡るのに勇気がいる様な怖い橋には吊り橋タイプである事が多い。