定価と売価の違い

定価と売価の違い

定価と売価の違い

- 概要 -

定価とは、製造メーカー等が決めた理想の売値の事で、希望小売価格とも言う。売価とは販売店が決めた売値の事である。

- 詳しい解説 -

定価とは、製造メーカーや販売メーカーが決めた理想の売値の事で、勝手な値下げ等は許されていない。「希望小売価格」や「参考価格」とも呼ばれる事があるが、厳密に言えばこれらは定価とは違い、あくまで販売価格は店舗側の自由である。ちなみに書籍や新聞、タバコなど、基本的には割引などせず(もしくは禁止されている為)定価で販売する事を「定価販売」と言う。

売価とは、販売店が独自に決めた商品の売値の事である。商品を仕入れるのにかかった金額より高く設定し、その差額を儲けとする為、出来るだけ仕入れ価格よりも高く設定したいところだが、そうすると売れなくなって在庫になり結局損をしてしまう事になる為、調整が難しい。法律によりメーカーから売価を指示される事は基本的には無いが、あまりに酷い売価(卸値を大幅に下回る様な)を設定していると、摘発や圧力を受ける可能性がある。