丁重語と丁寧語の違い

丁重語と丁寧語の違い

丁重語と丁寧語の違い

- 概要 -

丁重語とは、自分の動作を位の低い言葉で表現する事で相手の位を上げて敬意を表す敬語で、丁寧語とは丁寧な言葉使いをする事で相手への敬意を表す敬語の事である。

- 詳しい解説 -

丁重語とは、自分の動作を位の低い言葉で表現する事によって、相手の位を上げて敬意を表す敬語の事である。例えば、「田中と言います」を「田中と申します」を言ったり、「これから行きます」を「これから参ります」等と表現する。このような言い方をする事によって、上品で丁寧な印象を与え、なおかつ相手を敬っている事が伝わる。通常後ろに「です」「ます」といった丁寧語が付く。

一方丁寧語とは、丁寧な言葉の使い方をする事によって、相手への敬意を表す敬語の事である。例えば「メールする」を「メールします」と言ったり、「あっち」を「あちら」等と表現する。丁重語の様に自分の動作を表す言葉をへりくだった言い方をするのではなく、語尾や動詞等を丁寧な言い方で表現し、上品で丁寧な印象を与えつつ敬意を示す事になる。