研ぐと砥ぐの違い

研ぐと砥ぐの違い

研ぐと砥ぐの違い

- 概要 -

研ぐとは、砥石を使って丸くなってしまった刃物の刃先を鋭くなる様に削る事、または刃物に限らず水中で米等をみがく事で、砥ぐとは、刃物を鋭くする時にのみ使われる、おおむね研ぐと同じ意味の言葉である。

- 詳しい解説 -

研ぐとは、砥石を使って丸くなってしまった包丁などの刃物の刃先(切るところ)を、鋭くなる様に削る事である。また、刃物に限らず、水中で物を磨く事も意味し、お米を洗ってヌカを取り除く作業を研ぐと言う。刃物を砥石で研ぐ時は、刃物を削るイメージではなく、砥石全体を刃物で削る様なイメージでゆっくりと行うと、砥石を窪ませる事無く均等に研ぐことが出来る。

一方砥ぐとは、刃物を鋭くする為に刃先を削る事を意味するが、こちらは一般的には「砥ぐ」ではなく「研ぐ」の漢字を使うのが正しい模様。個人のブログ等で意図せず「砥ぐ」と書かれている事がある位である。砥石や革砥等、研ぐ為に使われる道具の方に対して「砥」という漢字が使われており、こちらは「研」に置き換える事は出来ない。