- 概要 -
〜としてとは、「その立場で」という意味や、「その証やしるしで」と言う意味であり、〜にとってとは、「他の者からすれば違うかもしれないが、〜の視点では」という意味である。
- 詳しい解説 -
〜としてとは、〜の部分にその人の立場や、あるいは証やしるしを意味する言葉が入り、「その立場では」という意味や、「その証やしるしとして」という意味になる。「妻として、そして母として、家事はきちんとこなしたい」や「友情の証として、このネックレスを受け取ってほしい」や「友達としては好き」といった使い方をする。〜の部分に入る立場の役目やあり方といった認識が、他の人と共通していないと会話が通じにくい所がある。
〜にとってとは、〜の部分に対象となる人や物が入り、「他の者（物）からすれば違うかもしれないが、〜の視点では」という意味である。「成績優秀な彼にとって試験とは、自分の実力を皆に示す事が出来る最大の見せ場なのだ」や「世界にとってこれは脅威であるといえる」といった使い方をする。