- 概要 -
長らくとは、公式の発言等に用いられ、長い時間や、久しくといった意味である。永らくとは、長らくと同じ意味だが、こちらの方が長らくより長く、かつ歴史を感じさせたい場合に用いると、より感慨深い印象になる。
- 詳しい解説 -
長らくとは、長い、長い時間、久しくといった意味で、時間的概念を持つ副詞である。その為時間を表す事以外では用いることは無い。また、時間的概念の中でも未来ではなく、ある時点（主に現在）から見た、過去の期間について言われる。公式の改まった発言で用いられる。例えば「長らくお待たせしました」や「長らくのご愛顧ありがとうございました」といった使い方をする。
一方永らくとは、長らくと同じ意味を持つ副詞で、使い方も全く同じである為、どちらを使っても問題は無い。あとはイメージの問題で、長らくよりも、永らくの方がより長く、かつ歴史を感じさせたい場合に用いると、より感慨深い印象となる事が期待出来る。創業何十年、何百年と続くお店なら永らくの方がふさわしい。逆に長い間待たせる等した場合に永らくと書くと、待たされた方は違和感を持つ可能性がある為、長らくの方が良い。