反駁と反論の違い

反駁と反論の違い

反駁と反論の違い

- 概要 -

反駁とは、他人から受けた批判等に対して論じ返す事で、反論とは、言われた事に対して反対の意見を言う事である。

- 詳しい解説 -

反駁(はんばく)とは、他人から受けた批判等に対して論じ返す事である。反論の様に、必ずしも相手の意見を否定するとは限らず、相手の意見を受け入れた上で、論じ返す場合もあるのが特徴である。反駁を行う理由は、自分または自分達の意見を擁護する為で、相手の意見を批判する事ではない。自分達の意見を通す為には、他人からの批判もうまく利用して論ずる。

一方反論とは、述べられた内容について反対の意見を言う事である。反駁の様に、こちら側に批判等が向かっていない場合や同じ土俵には上がっていない状態でも行われる。反論の目的は、相手の意見や考え方はおかしいと批判する事にある。反駁の様に自分達の意見を守る為の時と、そうではないが相手の言っている事に矛盾点や倫理的に問題がある事を指摘するといった、第三者的な意見も含まれる。