拍子とリズムの違い

拍子とリズムの違い

拍子とリズムの違い

- 概要 -

拍子とは、その音楽を形作る均等なテンポの事で、リズムとはその音楽を形作る一定の拍子や強弱が周期的に繰り返される音の流れの事。

- 詳しい解説 -

拍子とは、その音楽を形作る均等なテンポの事である。2拍子、3拍子、4拍子、6拍子、9拍子、12拍子がある。簡単に表現すると、音楽に合わせて打つ手拍子こそが拍子であると言っても良い。楽譜で言えば、小節と同じである。音楽的な意味以外では、「物事を行ったそのとたん、その瞬間に」といった意味がある。

一方リズムとは、その音楽を形作る一定の拍子や強弱が周期的に繰り返される音の流れの事。音楽の音程を無視して音の鳴るタイミングのみを聞いた場合の、その音の鳴るタイミングや強弱の規則の事である。つまり、音の長短や強弱、速度の組み合わせで、拍子とは違って無限に作る事が可能で、拍子が無くてもリズムは存在する。ワルツ、マーチ、ジャズ、ラテン等、この他にも沢山のリズムがあり、その国や島、民族独特のリズムが多数生まれている。音楽以外の意味では「周期的な進行の調子」を意味する。