脱税と粉飾の違い

脱税と粉飾の違い

脱税と粉飾の違い

- 概要 -

脱税とは、所得全て、もしくは一部を隠して、その分納税しなければいけない税金を支払わない事で、粉飾とは業績悪化で赤字が出ているといった企業にとって良くない情報を隠したりデータを改ざんして黒字に見せかける等、実際よりも良く見せたり、逆に黒字なのに赤字に見せかけ脱税をはかる事を言う。

- 詳しい解説 -

脱税とは、所得全て、もしくは一部を隠して、その分納税しなければいけない税金を支払わない事である。その他、経費を水増ししたりして、結果的に所得が少ないように見せかけて納税額を減らそうとする事も含まれる。意図的ではなく、ただ本当に知らなかっただけだったり、データが間違っていただけだったと判断された場合は、脱税ではなく「申告漏れ」の扱いとなる。脱税は、地方自治体等を騙す行為である。

粉飾とは業績悪化で赤字が出ているといった企業にとって良くない、出したくない情報を隠したりデータを改ざんして黒字に見せかける等、実際よりも良く見せる事である。逆に黒字なのに赤字に見せかけ脱税をはかる事は、「逆粉飾」と呼ばれる。粉飾は、投資家や銀行、取引先等を騙す行為である。