枚挙と列挙の違い

枚挙と列挙の違い

枚挙と列挙の違い

- 概要 -

枚挙とは、いちいち一つ一つを数え上げる事で、列挙とは、一つ一つ数え上げて系列立てて並べたてる事。枚挙は適当に、列挙はある程度順番を考えて並べ立てる。

- 詳しい解説 -

枚挙とは、いちいち一つ一つを数え上げる事である。よくある使用例は「枚挙に暇(いとま)がない」で、この場合は、たくさん数がありすぎて、いちいち数えていられない、という意味になる。枚挙を使用する場合は大半がこの使用例の使い方である。

一方列挙とは、一つ一つ数え上げたり、系列立てて並べたてる事である。枚挙と似ているが、枚挙はとにかく数が多い、とにかく並べ立てるという意味でよく使われるのに対して、列挙はある程度系列立てて、順序や順番を意識した上で並べ立てるイメージがあり、「罪状列挙」「証拠を一つ一つ列挙する」といった使い方をする。

ほぼ同義であるが、「枚挙に暇がない」という文章を「列挙に・・・」と置き換えて使用する事は間違いであるとされる。