デング熱とマラリアの違い

デング熱とマラリアの違い

デング熱とマラリアの違い

- 概要 -

デング熱とは、デングウイルスにかかっている患者の血を吸った蚊の体内でウイルスが増殖し、その後吸血した人にウイルスが感染する病気の事。マラリアとは、ハマダラカという蚊に刺された事によって体内にマラリア原虫が侵入して発病する病気の事。

- 詳しい解説 -

デング熱とは、デングウイルスにかかっている患者の血を吸った蚊の体内でウイルスが増殖し、その後吸血した人にウイルスが感染する病気の事。発熱や頭痛、筋肉痛、はしかの様な皮膚湿疹が症状として現れる。

マラリアとは、ハマダラカという蚊に刺された事によって体内にマラリア原虫が侵入して発病する病気の事。デング熱と同じく蚊が原因ではあるが、こちらはウイルスではなく蚊に寄生している寄生虫が発病の元となっている点が違う。発作的な高い発熱をくり返し、場合によっては脳梗塞の様な状態に陥る危険もある。ワクチンはまだ開発中だが、予防薬は既に存在しており、渡航する前に内服しておけば、感染しても発症しない様にする効果が期待出来る。ただ、副作用もあるので注意が必要である。