民意と世論の違い

民意と世論の違い

民意と世論の違い

- 概要 -

民意とは一般市民の様々な意見の中で多数を占めるものの事。世論とは、一般市民の様々な意見の事で、多数少数は関係無いもの。

- 詳しい解説 -

民意とは一般市民、国民の様々な意見の中で多数を占めるものの事である。民主主義の上では、多数派の意見、多くの票を集めて当選した人が一般人の代表となって政治を行う。ただ、日本国内において政治に関心のある者の数は、投票数からしても多数を占める訳ではなく、また選挙に行ったとしても義務だから仕方なく・・・といった様に、そもそもこれといった意思や意見を持たない者が多い為、民意は常に揺れていて定まるものではない。

世論とは、一般市民の様々な意見の事で、多数少数は関係無いものの事である。よくTV局や政府が独自にアンケート等をとって世論調査を行うが、このアンケートの取り方や、行うタイミング、選ぶ人間の傾向によって結果はいかようにでも変化する。絶対的に民意を表す投票だけは、いかなる者でも操作する事は出来ない。

全て民意や世論の多数派の通りに行えば政治がうまくいくとは限らない。政治家にはそのあたりのバランス感覚が求められる。