童話と民話の違い

童話と民話の違い

童話と民話の違い

- 概要 -

童話とは、大人が子供の為に作った空想の物語や、おとぎ話、昔話の事。民話とは、民衆の間で昔から口伝えで伝わってきた説話の事。

- 詳しい解説 -

童話とは、大人が子供の為に作った空想の物語や、おとぎ話、昔話の事である。民話も子供向けのものは童話として扱われる事もある。メルヘンとも呼ばれるが、必ずしも空想の物語だけとは限らない。子供の興味を引きやすい様に、冒険物や、子供が活躍する話が多い。また、聞き終えた後に子供が不安にならない様、物語中に出てくる悪者は徹底的に痛めつけられ、もう復活しないであろうと思わせる様にしてある。

民話とは、民衆の生活の中から生まれ、その間で昔から口伝えで伝わってきた説話の事。こちらもおとぎ話や昔話も含まれる。ただ、童話とは違って子供向けで無い物も多いのが特徴である。童話は今日でも毎日世界のどこかで新しく生まれ続けているが、民話は文明の発達した現代では、その特徴から今後新しく生まれる事はほぼ無いと言える。