消雪と融雪の違い

消雪と融雪の違い

消雪と融雪の違い

- 概要 -

消雪とは、地下水を利用したパイプから水を放出して雪を溶かす等、人工的に雪を消す事で、融雪とは融雪剤を散布したりして人工的に雪を融かしたり、太陽の熱等で自然に雪が融ける事。

- 詳しい解説 -

消雪とは、地下水を利用したパイプから水を放出して雪を溶かす等、人工的に雪を消す事である。雪国では、道路に降り積もった雪を道路わきに除雪(端の方に寄せて通行出来る様にする)し、その後消雪する流れになっている道路がある。消雪は主に道路下に埋め込まれた消雪パイプから水を散布して雪を融かす仕組みになっており、時折通行人に水かかかる事もある模様。その為、水が噴き出すのではなく、少しずつ流れ出てくるタイプも開発された。気温の低すぎる地域では、消雪した水が凍ってしまう事もある為、比較的暖かめの地域に用いられる。

融雪とは、融雪剤を散布したりして人工的に雪を融かしたり、太陽の熱等で自然に雪が融ける事である。ロードヒーターと呼ばれる道路自体を熱が伝導しやすい作りにしたり、道路の下にヒーターを仕込んでその熱で道路上の雪を融かす方法が主流。消雪パイプの散水とは違って、水を道路に流す訳では無い為、再凍結の心配が無く寒さの厳しい地域でよく用いられている。消雪パイプを設置しにくい階段等でも設置がしやすい。