- 概要 -
決裁書とは、上司が部下の持ってきた案について可否を決め、それを書類に表したものの事。稟議書とは、係の者が案を作成して、それを関係者全員に回して承諾を求めるもので、その案をまとめた書類の事。
- 詳しい解説 -
決裁書とは、決裁する権限を持っている上司が、部下の持ってきた案について可否を決め、それを書類に表したものの事である。決裁はその権限を持つ上司の一存で決まる為、稟議書に可否を決めるスピードが速く、また修正や練り直しなど、直接アドバイスを受けて手直しもしやすい。書類を作る際、ターゲットが絞られる為、どうしても通したい案の場合、その上司のタイプを考えて書類の構成やデータを載せるといった戦略が使える。
一方稟議書とは、係の者が案を作成して、それを関係者全員に回して承諾を求めるもので、その案をまとめた書類の事である。決裁書に比べて承諾を貰わなければいけない人数が多く、いくら中間層に承諾をもらえたとしても、最後のトップの者に承諾が貰えなければ案は通らない。ターゲットもバラバラな為、各方面を説得出来る様なデータが必要とされやすい。