沸くと湧くの違い

沸くと湧くの違い

沸くと湧くの違い

- 概要 -

沸くとは、煮立ったり、感情的に熱狂する様な様子の事を言い、湧くとは、それまでそこに無かった物が現れる様な様子の事を言う。

- 詳しい解説 -

沸くとは、水がお湯になって煮立ったり、コンサート等で感情が高ぶって熱狂する様な様子の事である。比較的静かでおとなしい状態から、激しい状態になる様な場合に用いられる。例としては「お湯が沸く」「アーティストの発表でライブ会場が歓声で沸いた」「タイムリーヒットで会場が沸いた」等、物質や雰囲気が熱くなる様な場合が多い。

湧くとは、それまでそこに無かった物が現れる様な様子の事である。例えば「事故現場に(それまではいなかった)野次馬が湧いてきた」「枯れていた井戸から再び水が湧き出てきた」「声援を受けて、勇気が湧いてきた」といった使い方をする。この様に、「沸く」の様に熱くなる様子の事ではなく、液体の様に物や人、感情等があふれ出てくる様子に対して用いられる。