渉ると渡るの違い

渉ると渡るの違い

渉ると渡るの違い

- 概要 -

渉るとは、橋が無い様な川をざぶざぶと水に浸かりながら反対側へと行く様な場合の事を指し、渡るとは、橋の上を普通に歩いて移動したり、横断歩道等を歩いて行く事を指す。

- 詳しい解説 -

渉るとは、橋が無い様な川や河等を、ざぶざぶと水に浸かりながら、ずぶ濡れになって反対側へと移動をする事である。とはいえ、別に「渡る」の方で表現しても問題は無い。渡ると違って使用用途はかなり限られている。

一方渡るとは、移動先への針路を阻むものを超えて、人や物や動物等が、反対側へと移動する事であったり、色んな職場に勤めては辞めてを繰り返す事を表したり、幅広く広がっている様を表現したりと、用途や意味がかなり広い。例えば、「橋を渡って川を越える」「色んな会社を渡り歩いてきた経験がある」「広く晴れ渡った空」「渡り廊下を渡って隣の校舎に向かう」「船に乗って海を渡る」「渡り鳥」といった使い方をする。「渉る」をこれら例文に当てはめる事は出来ない。