限界と臨界の違い

限界と臨界の違い

限界と臨界の違い

- 概要 -

限界とは、これ以上はもう無理で先は無いという位のギリギリのラインの事で、臨界とは、物質が現在の状態から変化して違う状態になってしまう境目の事。

- 詳しい解説 -

限界とは、これ以上はもう無理で先は無いという位のギリギリのラインの事である。そのラインを超えると、爆発したり、墜落したり、停止してしまうといった良く無い事が起きてしまう境目として表現したり、習熟度や熟練度といった能力面の伸びの度合の行き止まりを指したりする。数学的に限界といえば絶対に越えられないラインの事を指すが、現実何を限界とするか必ずしも断定出来ない事も多く存在し、限界は越えられるとされる事もある。

一方臨界とは、物質が現在の状態から変化して違う状態になってしまう境目の事である。原子力に関して言えば、原子炉で核分裂の連鎖反応を起こし続ける状態の事=放射能を放出して発熱する状態になってしまった事を指す。限界とは違って、臨界は最終地点ではなく、まだまだ途中・・・という状態である。