厳格と厳重の違い

厳格と厳重の違い

厳格と厳重の違い

- 概要 -

厳格とは、厳しくも正しい事で、いい加減な事や怠惰は絶対に許さない様子の事。厳重とは、妥協したりせず徹底的に厳しく決まりや手順を守ったり、注意をする事。

- 詳しい解説 -

厳格とは、厳しくも正しい事で、いい加減な事や怠惰は絶対に許さない様子の事である。人柄や家柄といった人や物事等の厳しい性質を表す意味で使われる。「厳格な父」「厳格な教育」「厳格な家庭」「厳格な規則」といった使い方をする。人に対して使われる場合は、とても厳しく一切の妥協や怠慢、不正は許さない、融通の利かない人という意味である。いい意味でもあるが、暗に「厳しすぎて柔軟性が無い」と表現している事が多い。

一方厳重とは、妥協したりせず徹底的に厳しく決まりや手順を守ったり、徹底して注意をする事、またはその様な様子を意味する言葉である。「厳重な警備」「厳重に保管している」「厳重な処罰」「厳重注意」といった使い方をする。厳格とは違って、厳しすぎるというニュアンスは無く、万が一の事が起こらない様に念入りに行っている良い事というイメージである。