極楽と浄土の違い

極楽と浄土の違い

極楽と浄土の違い

- 概要 -

極楽とは、苦しい事や辛い事等が一切無く、楽しくて幸せな気持ちになる場所、またはその様な状態の事。浄土とは、阿弥陀仏が住んでおり、煩悩やけがれの無い場所の事。

- 詳しい解説 -

極楽とは、苦しい事や辛い事等が一切無く、楽しくて幸せな気持ちになる場所、またはその様な状態の事である。主に極楽浄土の事を指すが、温泉など気持ちの良い環境に身を置く事を、極楽と表現する事もある。その為、浄土とは違って、必ずしも仏や死後の世界と関係するとは限らない表現である。

一方浄土とは、清浄国土の略称である。仏様が住んでおり、煩悩やけがれの無い場所の事であるとされている。浄土は仏の数だけあると言われており、その中でも阿弥陀様が住む浄土の事を極楽浄土と呼ぶ。元々は死後に行く世界という意味であったが、現世で疲れた人々が死後は苦しみたく無いという思いが強く、浄土=死後は苦しみの無い世界=極楽浄土が良いという事で、阿弥陀仏の信仰が盛んになった。