向上と上昇の違い

向上と上昇の違い

向上と上昇の違い

- 概要 -

向上とは、能力や性能等が高まったり良くなる事を言い、上昇とは、物や順位等の位置、高度が上へと上がっていく事。

- 詳しい解説 -

向上とは、能力や性能等が高まったり良くなる事である。上昇とは違って位置や立場的な事ではなく、あくまでそのものの質を上げていく様な事に対して使われる言葉。以前より優れた状態になったり、進歩する等、よりいっそうの事良い方向に進む事を意味する。「学力が向上する」「生産性が向上する」といった使い方をする。

一方上昇とは、物や順位等の位置、そのものの程度や高度が上へと上がっていく事である。向上とは違って、良い悪いの基準がある物以外に、基準が無い物に対しても使われる言葉。例えば、「飛行機が上昇する」「平均気温が上昇している」「運気が上昇する」といった使い方をする。

同じ様な使い方で「向上心」と「上昇志向」があるが、向上心の方はただただ良くなろう、能力を高めようという心であるのに対して、上昇志向は、出世してやる、権力を手に入れたいといった野心的な意味合いが強い。