電荷と電子の違い

電荷と電子の違い

電荷と電子の違い

- 概要 -

電荷とは、物質が帯びている電気や、その量の事で、プラスの性質を持つ正電荷と、マイナスの性質を持つ負電荷がある。電子とは、原子を作る素粒子の一つであり、マイナスの電荷をおびているもの。

- 詳しい解説 -

電荷とは、物質が帯びている電気や、その量の事で、プラスの性質を持つ正電荷と、マイナスの性質を持つ負電荷がある。同じ性質を持つ電荷は反発し合い、違う場合はひき寄せ合う。様々な電荷現象を起こす元になるものの事で、荷電と呼ばれる事もある。プラスの電荷が移動する方向に電気が流れる、マイナスの電荷が移動する方向とは逆に電気が流れるという性質がある。

一方電子とは、原子を作る素粒子の一つであり、マイナスの電荷をおびているもの。電荷とは違って、電子は必ずマイナスの性質を持っており、また多数ではなく必ず一つの粒子の事を指す。ちなみに陽子がプラスの電荷をおびている。電子が移動する事によって電気が流れ(電子の移動とは逆方向に)、物質の一方に偏る事で静電気となる。物質中で原子に束縛されていない自由電子が多い程、よく電気を通す物質である。