- 概要 -
人権とは、個人が人として、どの様な立場であっても差別される事なく人らしく生きて生活をしていく権利の事。道徳とは、人の気持ちを思いやり、社会に適応したマナーやモラルの事。
- 詳しい解説 -
人権とは、個人が人として、どの様な立場であっても差別される事なく人らしく生きて生活をしていく権利の事である。人が生まれた時から持っている権利の事。どこまで個人を守るのかは、その国の憲法や、裁判等の結果によって変わってくる。他の誰も犯してはならない、また自分も他人のそれを犯してはならない最低限のものを、基本的人権と呼ぶ。
一方道徳とは、人の気持ちを思いやり、社会に適応したマナーやモラルの事である。人権は生まれながらに本人の自覚無く存在する事に対し、道徳は教育によって身に付けさせられるものである。人権はどちらかというと自分が守られるものであり、道徳は自分が守るべき善悪の基準の様なもの。ただ、人の気持ちは千差万別で「自分が同じ事をされたらどう思うか？」という、自分基準のモノサシで相手の気持ちをはかろうとすると、相手とモノサシが全く違う為、うまくいかない事もある。人権は万人共通的なところがあるが、道徳は個人個人によって大きく開きがありすぎる。