消費者と分解者の違い

消費者と分解者の違い

消費者と分解者の違い

- 概要 -

消費者とは、他の生き物(生産者の事で、主に植物)が合成した有機物(栄養)を消費して生きる、主に動物や人間の事。分解者とは、消費者の中で、生き物の死体や糞便等から栄養分を得る、主に菌類の事を指す。

- 詳しい解説 -

消費者とは、生態系のエネルギーの流れと物質の循環の中において、他の生き物(生産者の事で、主に植物の事を指す)が合成した有機物(栄養)を消費して生きる従属栄養生物の事である。ほとんどの動物や人間がこれに該当する。平成23年度の教科書までは、これに菌類や細菌類は含まれていなかったがが、翌平成24年度の教科書から、それらも消費者の中に含まれる様になった。

一方分解者とは、消費者の中で、生き物の死体や糞便等から栄養分を得る、主に菌類や細菌類の事である。他の消費者とは違って、生きた動物を捕まえたり元気な植物を栄養とするのではなく、その死骸や枯れてしまった物等を栄養の資源としている。そして、他の消費者とは違って、有機物を段階的に無機物に分解している。